この記事では、デイリー杯2歳ステークス(2021年)の最終予想を特集します。
ご紹介する内容は、デイリー杯2歳ステークスのラップ分析から選ぶ本命馬についてです。
なお、仕事の関係からこの予想は枠順発表前の木曜日の夜に記事を公開しています。その点はご了承いただけますと幸いです。
デイリー杯2歳ステークス2021 本命馬
それでは早速ですが、デイリー杯2歳ステークスの本命馬をご紹介します。
デイリー杯2歳ステークスの本命馬ですが、「スタニングローズ」を推奨します。
ここは過去2戦で非常に高いパフォーマンスを見せているセリフォスをシンプルに本命でもよいかとは思いましたが、キャリアが浅い2歳重賞で圧倒的1番人気、そして次走を見据えた叩きという条件下であれば、あえてそれ以外から狙いたいと思いました。
その中で高いラップ適性が見込めるスタニングローズを本命馬として推奨します。
上図はスタニングローズのデビュー戦から前走サウジアラビアロイヤルカップまでのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスからスタニングローズのラップ適性を分析すると、「持続力型〜瞬発力型×ラップスピード11秒80〜12秒10」のレースで結果を残していることが分かります。
デイリー杯2歳ステークスで想定するラップ適性「持続力型・バランス型×ラップスピード11秒70〜11秒90」に対しては、新馬戦、未勝利戦と2戦して1勝、2着1回と連対を外しておらず一定の評価ができます。
特に快勝した未勝利戦は、デイリー杯2歳ステークスと同コースの阪神芝1600mということで評価したいレースです。
S、A、B、C、Dの段階で評価するラップ適性の評価は、「A」と高評価をつけます。
ラップ適性に加えて抑えておきたい「馬場適性」は、馬場指数「-1.7〜-0.6」の高速馬場で好走実績があります。
天気予報では、レース前日の金曜日の朝に一時的に雨が降りそうですが、その後は晴れ予報ですから良馬場開催が想定されます。馬場適性としても問題ないでしょう。
馬場という視点で期待しているのが、外差しが決まる馬場傾向が加速してほしいこと。
先週の阪神競馬場の芝コースは土曜日が前残り傾向でしたが、日曜日は一点差しが決まる馬場傾向になっていました。今週、この差しが決まる馬場傾向が加速するのであれば、鋭い末脚が武器のスタニングローズにとって大きな追い風になると予想します。
高いラップ適性をベースに外差し傾向の馬場傾向が加われば、セリフォス相手でも勝負ができる一頭と考えます。
このような背景から、今年のデイリー杯2歳ステークスの本命馬には「スタニングローズ」を推奨します。