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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目の重賞競走「京都新聞杯」の最終予想についてご紹介します!
ラップを軸にして、その上で血統をふまえながらしっかりと予想していきます。
馬券予想にぜひご参考下さい!
目次
動画でご紹介!京都新聞杯の最終予想
この記事の内容は、ブログだけでなく動画でも制作してYouTubeにアップしています。「文字よりも動画の方が分かりやすい」という方については、下記の動画をご視聴ください!
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京都新聞杯2020 ラップ分析・好走血統
この記事の初めに、京都新聞杯の予想のポイントとなるラップ分析と好走血統について、簡潔にご紹介します。
こちらは、直近5年の京都新聞杯の1ハロン毎のラップの推移をグラフ化したものです。
グラフから見て取れるように、京都新聞杯のラップ傾向は、淀の下り坂となる残り4ハロンの地点でラップが高速化して、4ハロンの末脚勝負の一戦となっています。
また脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、過去5年のうち、持続力型と瞬発力型の中間にあたるバランス型が3回、平均値から導く脚質型もバランス型となっています。
なお、1ハロンのラップの平均であるラップスピードについては、過去5年の最速・最遅のラップスピードから11.95~12.05で考えたいところです。
ここまでのラップ分析をまとめると、1ハロン毎のラップをグラフ化したラップ傾向としては淀の下り坂を起点にした4ハロンの末脚勝負の一戦といえます。
またラップ適性については、瞬発力型も多少含んだ「バランス型×ラップスピード11.90~12.05」と捉えています。
続いて、予想のポイントの2点目の好走血統についてご紹介します。
こちらは、京都新聞杯の直近3年の3着内に入った好走馬の3代までの血統をまとめた表です。
直近3年で活躍が目立つのは、スタミナが特徴の種牡馬でサンデー系で言えばハーツクライやステイゴールドといったスタミナ型サンデー系、キングマンボ系で言えばルーラーシップがあげられます。
また昨年2着、3着のディープインパクト産駒にも注目であり、2015年、2012年はディープインパクト産駒の1着、2着、3着の上位独占となっています。
淀の下り坂を起点とした4ハロンの末脚勝負というラップ傾向も加味すれば、京都新聞杯の好走血統は、まずはディープインパクト産駒とするべきでしょう。その上で、直近のトレンドで勢いのある好走血統として、スタミナが特徴のハーツクライやステイゴールド、ルーラーシップの血統にも注目したいところです。
以上、ここまで京都新聞杯の予想のポイントとして、ラップ分析と好走血統についてご紹介しました。
次以降でご紹介する最終予想については、ラップ分析を軸にして、好走血統など血統傾向もふまえながら予想印を打っていきます。
京都新聞杯2020 予想印
◎(本命)⑪マンオブスピリット
本命は、⑪マンオブスピリットです!
【評価のポイント】
①前々走の未勝利戦、前走のつばき賞で高いラップ適性を示している。
②好走血統のルーラーシップ産駒。距離延長ローテでパフォーマンスの向上が期待できる。
過去の記事のラップ分析のランキングでは、第1位で取り上げた同馬。
ここまで3戦2勝、新馬戦こそ5着に敗れたとはいえ、その後、距離を延長して未勝利戦、つばき賞を2連勝中と勢いがあります。
まず、評価のポイントの一点目としてあげられるのが、前々走の未勝利戦、前走のつばき賞で高いラップ適性を示していること。
前々走の未勝利戦は、ラップ適性で「バランス型×ラップスピード12.09」となったレース。そして前走のつばき賞は、ラップ適性が「バランス型×ラップスピード12.23」となりました。
この2戦のラップ適性は、どちらも距離は異なりますが、京都新聞杯で求められるラップ適性とピッタリとハマり評価ができます。
未勝利戦は推定加速ラップで駆け抜けていますし、つばき賞は前残りの競馬の中で、馬群を割る形での後方一気で勝ちきる強い内容。
この2戦から、高いラップ適性が見込めます。
次に評価のポイントの2点目は、父が好走血統のルーラーシップであること。ルーラーシップ産駒は、2017年の京都新聞杯でダノンディスタンスが3着と好走していますし、好印象です。
またスタミナ豊富なルーラーシップ産駒は、前走からの距離延長ローテに強い種牡馬です。実際に芝2000mを超える距離への距離延長ローテは、ここまで複勝率30%超えと好成績を残しています。
母サンデースマイルは英国牝系の繁殖牝馬で、英国牝系に父ルーラーシップを配していることから、前走からの400mへの距離延長は歓迎でしょう。
このように高いラップ適性が見込め、好走血統かつ距離延長ローテで前走からのパフォーマンスの向上が期待できることより、ここはマンオブスピリットを本命で推奨します!
〇(対抗)⑧アドマイヤビルゴ
対抗には、⑧アドマイヤビルゴを推します!
【評価のポイント】
①前走の若葉ステークスのラップ・レース内容が高く評価できる。
②好走血統のディープインパクト産駒でレース適性は高い。
2017年のセレクトセールで、最高価格となる5億8000万円という超高額で取引され、デビュー前から話題を集めた同馬。
デビュー後は新馬戦、若葉ステークスと、ここまで2戦2勝と素質の高さを示しています。
なかでも高く評価できるのが、前走の若葉ステークスです。
この若葉ステークスの勝ち時計は1.58.6と非常に優秀ですし、仕掛けてからの伸び脚も素晴らしく、最後は2着キメラヴェリテに余裕を持って2馬身差をつける圧勝振りでした。
またラップ適性としても「バランス型×ラップスピード11.86」となり、京都新聞杯で求められるバランス型ですし、1ハロン毎のラップの推移をグラフ化したラップ傾向においても京都新聞杯の傾向と近いものを示しています。
次に評価のポイントの2点目ですが、父は好走血統のディープインパクト産駒。先ほどの好走血統のパートの際にご紹介しましたが、ディープインパクト産駒は京都新聞杯で高いレース適性を示しています。
その中で、アドマイヤビルゴの全兄にあたるサトノソロモンが昨年の京都新聞杯で3着と好走しています。
このように血統からの後押しも非常に大きいといえます。
このようにラップ適性は申し分ありませんし、血統についても抜群なアドマイヤビルゴですが、あまりにも馬券的な妙味が無さすぎるため今回は対抗評価としました。
この2戦の内容から普通に走れば勝ち負けとは思いますが、馬券的な妙味を考えてあえてマンオブスピリットを本命、アドマイヤビルゴを対抗としました。
▲(単穴)⑥ディープボンド
単穴には、⑥ディープボンドを推奨します!
【評価のポイント】
①2歳未勝利戦で示したラップ適性が高く評価できる。
②父ディープ系でリファールのクロスを内包する点が好印象。
メンバー中唯一の皐月賞組となる同馬。
ここまで5戦1勝。前走の皐月賞は10着でしたが、伸びない内を通ったにも関わらず、この結果は健闘といえます。今回のメンバーであれば、能力は十分に上位評価できる一頭です。
まず評価できるポイントの1点目が、京都芝2000mで行われた2歳未勝利で示したラップ適性の高さです。このレースのラップ適性は、京都新聞杯で求められるラップ適性とピッタリとハマる「バランス型×ラップスピード12.11」。
ラップ傾向を表したグラフからも、京都新聞杯のラップ傾向と近い推移を示しており、高評価です。
次に評価のポイントとしてあげたいのが、父ディープ系でリファールのクロスを内包する血統背景です。
ディープボンドの父は、ディープインパクトの後継種牡馬のキズナ。
好走血統のディープインパクト産駒の解釈を広げて、ディープ系と捉えれば好走が期待できます。また、京都新聞杯はリファールの血量が濃い馬が好走傾向にあることも一つの血統傾向であり、その点からリファールの5×4のクロスは好印象です。
また父キズナは、産駒デビュー以来、京都芝コース全体で単勝回収率・複勝回収率が100%を超える良績をあげていますし、2000mを超える中距離戦では30戦して複勝率40%に迫る活躍をみせています。キズナ産駒の前走からの距離変更についても、短縮ローテよりは延長ローテの方が良績で、その点も魅力です。
このように高いラップ適性が見込め、その上で前走からのパフォーマンスの向上が期待できそうなディープボンドを単穴で推奨したいと思います!
△(連下)③シルヴェリオ、⑩ファルコニア
最後に連下には、③シルヴェリオ、⑩ファルコニアの2頭を抑えます!
まずシルヴェリオですが、過去4戦のレース内容からラップ適性として瞬発力型に強い馬です。前走の若駒ステークスは、ラップ適性で持続力型となったレースでこの馬には向きませんでした。
好走血統のハーツクライ産駒で、今回は前走から距離延長ローテで臨む一戦。
この馬の末脚が活きる展開になれば馬券圏内は考えられます。
次にファルコニアは、トーセンカンビーナの全弟という良血馬。
素質は非常に高く、好走血統のディープインパクト産駒ということで血統から考える期待値は高いです。
ただし、ラップ適性として兄と同じく中長距離戦の持続力型勝負に強い馬と考えており、バランス型が想定される今回のレースでは適性としてはやや疑問のため、連下評価までとしました。
以上、この記事では「京都新聞杯」の予想について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。