こんにちは!カズです。
この記事では、根岸ステークス(2024年)の予想としてラップ分析と有力馬の評価、ラップ適性から選ぶ推奨馬・推奨穴馬について特集します。
馬券予想にご参考ください。
目次
根岸ステークスの予想のポイント
初めに根岸ステークスの予想のポイントをご紹介します。
ラップ分析(ラップ適性)
上図は、過去10年の根岸Sのラップ適性をまとめたラップマトリックスです。
ラップマトリックスとは独自のラップ分析ツールであり、縦軸に勝ち時計の速さを表す「ラップスピード」を、横軸に上がり3Fを起点にしたラップ変化をレースペース変化指数「脚質型」として取り、レースのラップ適性を分析しています。分析手法の詳細は、以下の参考欄をご参考ください。
根岸Sのラップ適性を分析すると、脚質型は底力型〜持続力型が基本です。またラップスピードは良馬場の場合、最速で11.79、最遅で11.93、勝ち時計換算では1.22.5〜1.23.5となっています。
このような傾向から今年の武蔵野Sで求められるラップ適性は、良馬場開催を想定し、「底力型〜持続力型×ラップスピード11.80〜11.95」に設定します。
能力としては底力・持続力、そして高速決着へのスピードが求められるレースと言えます。
【参考:ラップマトリックスとは】
縦軸にラップスピード、横軸に上がり3ハロンと上り3Fを除く道中の平均3Fのラップ変化をレースペース変化指数として取り、該当レースのラップ適性を散布図としてまとめたグラフです。
グラフの縦軸から短距離戦・長距離戦や高速ラップ・低速ラップへの適性が分かり、横軸からは前傾ラップ・後傾ラップや底力勝負・持続力勝負・瞬発力勝負への適性が分かります。
データ分析
データ分析においては、「差し・追込馬が好成績で上がり3Fの速さと成績が直結している」、「前走武蔵野S組が好成績」、「距離短縮組が好成績」であることが挙げられます。
この点も予想を進める上で押さえておきたいポイントです。
根岸Sの有力馬の評価
ここからは根岸Sの有力馬の評価を特集します。
評価については、S、A、B、Cの4段階評価で行なっていきます。
エンペラーワケア
エンペラーワケアのラップ適性の特徴ですが、「超底力型〜持続力型×ラップスピード11.90〜12.10」のレースを得意にしていることが挙げられます。
根岸Sで求められるラップ適性に対しては、適性が合致するレースはありません。ただし、前走ダート1400mで行われた御影Sで1分23秒4の高速決着を圧勝していることを考慮すると、一定のラップ適性が見込めると考えます。
ラップ適性の評価は、B評価です。
一定のラップ適性が見込めるエンペラーワケアですが、気になるのは能力面と脚質です。
特に脚質においては、逃げ・先行は過去10年のデータ傾向では成績が振るいません。
その点を加味すると、押さえまでの一頭と考えます。
サンライズフレイム
サンライズフレイムのラップ適性の特徴ですが、「超底力型〜バランス型×ラップスピード11.95〜12.20」のレースを得意にしていることが挙げられます。
根岸Sで求められるラップ適性に対しては、適性が合致するレースはありません。それでも、前走ダート1400mで行われ、勝ち時計が1分23秒7の高速決着となったオータムリーフSの結果を考慮すると、一定のラップ適性が見込めると考えます。
また根岸Sの好走条件の一つである上がり3Fの決め手においては、今回のメンバーでも屈指と言えます。その点も評価できます。
ラップ適性の評価は、A評価です。
重賞レースになり、能力的にどこまで通用するかは課題となります。それでも水準以上のラップ適性と優れた決め手、差し・追込脚質で相性が良い点を考慮すれば、期待値は高い一頭です。
タガノビューティー
タガノビューティーのラップ適性の特徴ですが、「超底力型〜バランス型×ラップスピード11.70〜12.00」のレースを得意にしていることが挙げられます。
根岸Sで求められるラップ適性に対しては、過去10戦において昨年の武蔵野S:2着と一昨年の武蔵野S:6着、天保山S:4着の適性が合致します。
前走にあたる昨年の武蔵野S:2着は結果・レース内容ともに評価ができますし、一昨年の武蔵野Sや天保山Sは前有利を追い込んでの結果ですから、度外視で良いです。
根岸Sの好走条件の一つである上がり3Fの決め手においてはメンバー屈指と言え、その点も評価ができます。
ラップ適性の評価は、S評価です。
差し・追込脚質の相性の良さと上がり3Fの優れた決め手。さらに好成績の距離短縮組となる前走武蔵野Sとデータ傾向も合致します。
高いラップ適性とデータ傾向の後押しを根拠に推奨馬には、タガノビューティーを推します。
ラップ適性から選ぶ推奨穴馬
ここからは、ラップ適性から選ぶ推奨穴馬について一頭ご紹介します。
ベルダーイメル
ベルダーイメルのラップ適性の特徴ですが、「超底力型〜持続力型×ラップスピード11.75〜12.10」のレースを得意にしていることが挙げられます。
根岸Sで求められるラップ適性に対しては、過去10戦において武蔵野S:6着の適性が合致します。
この武蔵野Sは結果は6着でしたが、道中で掛かってしまい、この馬の持ち味の末脚を活かせなかった印象です。そのレース内容で6着ですから悲観する内容ではありません。
根岸Sの好走条件の一つである上がり3Fの決め手においては、タガノビューティーやサンライズフレイムには劣るものの、堅実な末脚は評価ができます。
ラップ適性の評価は、B評価です。
前走のカペラSについても、展開が向かなかっただけでレース内容は悪くありません。
展開待ちな面は否めませんが、馬券期待値も考慮すると、ハマった時の3着候補としては面白い一頭と考えます。
まとめ
この記事では、根岸Sの予想を特集しました。
今回取り上げた評価をまとめると、推奨馬はS評価のタガノビューティー、推奨穴馬はB評価のベルダーイメルとなります。
なお枠順、当日の馬場状況などを考慮した最終予想となる本命馬は、X(旧Twitter)でレース当日に公開をさせていただきます。
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今回ご紹介した内容が馬券予想のご参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。