こんにちは!KAZUです!!
この記事では馬券予想に役立つ血統理論をご紹介します。
競馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれ、サラブレットは血の結晶です。
血統を理解することは競馬を理解することに繋がり、その結果、馬券的中にも繋がっていきます!
血統を理解するために、ぜひご参考いただければと思います。
今回は「ロベルト系」について特集します。
血統に対して深い知識を持っている方には振り返りとして、血統をこれから学びたい方にはロベルトの血を知るきっかけとした内容になっています。
それではまいります!
競走馬としてのロベルト
ロベルトは1969年、アメリカ・ケンタッキー州のダービーダンファームで生まれ、その後、アイルランドへと移動して、調教師の名伯楽であるオブライエ厩舎に所属して1971年に競走馬としてデビューします。
2歳時のデビュー年は国内で3連勝を飾り、その年のアイルランド最優秀2歳馬に選ばれます。
翌年の3歳シーズンは王道のイギリスクラシック路線へと進みます。
イギリス2000ギニーでは2着に敗れますが、次戦のイギリスダービーでは見事1着にかがやき、ダービー馬の栄冠を手に入れます。
その後も現在のインターナショナルステークスに該当する、旧レース名でベンソン&ヘッジズゴールドカップなどGⅠを勝ち、競走馬としての通算成績は14戦7勝で種牡馬入りします。
引退後は故郷であるアメリカ・ケンタッキー州のダービーダンファームに戻り、種牡馬となります。
ここからロベルトは種牡馬としても競走馬時代に劣らぬ活躍を見せていくことになり、米国や欧州、日本を中心に活躍馬を多く送り出していきます。
特に後継種牡馬においては、日本競馬への影響力を発揮していくことになります。
種牡馬としてのロベルト(後継種牡馬)
ロベルトの後継種牡馬は世界的には、セントレジャーステークス優勝馬のタッチングウッドや、マンノウォーステークスの勝馬サンシャインフォーエヴァーが有名です。
また米国においてはクリスエス・レッドランサムなどが種牡馬として成功しています。
日本においてもリアルシャダイ、ブライアンズタイムが有名ですね。
この2頭はサンデーサイレンスと同様に日本におけるヘイルトゥリーズン系の血の拡大に貢献した種牡馬で、現在でも日本競馬で影響力を誇っています。
またなじみが深いところで考えれば、グラスワンダーを送り出した父シルヴァーホークもロベルト産駒になります。
日本では今な影響力を誇りますが、世界的に見れば現在、若干衰退気味の血統ではありますが、一時期は日欧米ともに影響力を誇った系統で、ロベルト系という系統を確立しました。
ロベルト系の血統の特徴
ロベルト系の血統の特徴は何と言っても、スタミナとパワー、そして大舞台での底力です!
特に大レースでは、人気薄でも一発のある血統で注意が必要です。
また産駒の仕上がりが早く、レースを使い詰めて力をつけてくる馬が多いのもロベルト系の特徴です。
ロベルト系の代表種牡馬であるブライアンズタイムの仔「ナリタブライアン」が、この典型的な例としてあげられますね!
その他、芝・ダートともに走る万能血統と言えます。
一方で弱点をあげるとするならば、若干瞬発力に欠けることがあげられます。
この点は同じターントゥ系でも、サンデー系と異なる点です。
いずれにせよ、ロベルトが持つスタミナとパワー、大舞台での底力は強力な個性として後継種牡馬に引き継がれ、日本競馬で今なお影響力を発揮している血統と言えます!
以上、この記事ではロベルト(ロベルト系)について特集しました。
ご紹介した内容が少しでもお役に立つと嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!