こんにちは! 競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、豪華メンバーが揃った「札幌記念」の最終予想について特集します。
ご紹介する内容は札幌記念の予想のポイントとなるラップ分析と馬場分析、そして最終予想となる本命馬と推奨馬についてです。
馬券予想にぜひご参考ください!
目次
札幌記念2020 ラップ適性と馬場分析
まず初めに札幌記念の予想のポイントとなるラップ適性と馬場分析についてご紹介します。
札幌記念2020 ラップ適性
札幌記念は中速ラップの持続力勝負が特徴のレースです。
実際に個別ラップの推移を確認すると、隊列が決まる3ハロン目以降は11秒台後半から12秒台前半のラップがゴールまで継続していることが分かります。
ラップスピードを縦軸、脚質型を横軸に取ったラップマトリックスで考えた場合も傾向は同じであり、ラップスピードは11秒90~12秒10が基本の中速ラップ。
脚質型は持続力型が基本です。
天気予報から良馬場開催が想定されますので、今年の札幌記念もラップスピードは11秒90~12秒10と考えてよいでしょう。一方、脚質型については淀みない流れで逃げるトーラスジェミニが出走してきますので、従来の持続力型に加えて底力型もカバーしたいです。
そのため今年の札幌記念で求められるラップ適性は「底力型・持続力型×ラップスピード11秒90~12秒10」に設定したいと思います。
札幌記念2020 馬場分析
続いては札幌記念の予想のポイントの2点目として馬場分析についてご紹介します。
今週から札幌競馬場の芝コースはAコースからCコースに変更となります。先週は金曜日・土曜日と降水量が多かった札幌ですが、今週は中間の降水量は木曜日の0.5mmのみで良好な馬場コンディションといえるでしょう。
その上でレース前日土曜日の芝1800m以上の中長距離レースで馬券に絡んだ好走馬をターフマトリックスに落とし込み馬場傾向を分析すると、直線の位置取りについてはコース替わりらしく内有利であることが分かります。
一方脚質については逃げ馬で馬券に絡めたのが1頭とやや不利にあり、その分差し・追込馬でもしっかりと馬券に絡む傾向を示しています。
このような背景から馬場傾向としては「内有利でありならもスピードに乗りやすい札幌のコーナーを利用しての差し・追込も十分に台頭」と考えたいところです。
また今回は前走の函館記念同様にトーラスジェミニが前半からペースを早める可能性が高いと読みますので、差し・追込脚質が有利に働くのではないかとも考えます。
ここまで札幌記念の予想のポイントとしてラップ適性と馬場分析についてご紹介しました。次以降では、この予想のポイントを前提にして本命馬と推奨馬をご紹介していきます。
札幌記念2020 本命馬
それでは札幌記念の本命馬についてご紹介します。
今年の札幌記念の本命馬は「⑦ブラックホール」です。
推奨理由① 高いラップ適性が見込める
こちらはブラックホールのラップマトリックスです。
ラップマトリックスから考えるブラックホールの好走ゾーンは、札幌2歳ステークスと未勝利戦の勝利をカバーする形で「底力型~バランス型×ラップスピード12秒20~12秒40」と考えます。ゴールドシップ産駒らしく時計のかかる馬場を得意とし、逆に高速馬場は合いません。
札幌記念で求められるラップ適性「底力型・持続力型×ラップスピード11秒90~12秒10」に合致するレースはホープフルステークス、皐月賞と2戦してともに凡走していますが、ラップ適性と近接するレースである札幌2歳ステークスのレース内容が高く評価できます。
この札幌2歳ステークスは3ハロン目以降12秒台前半のラップがゴールまで続いており、札幌記念と近いラップ傾向を示しています。
このようなことから「札幌記念に対して高いラップ適性が見込めること」。これがブラックホールを推奨する1点目の理由です。
推奨理由② 差し脚を活かせるコースと展開である
ブラックホールを本命馬で推奨する2点目の理由ですが「差し脚を活かせるコース形態と展開である」ことがあげられます。
ブラックホールが重賞制覇を飾ったのは札幌2歳ステークス。洋芝で時計がかかり一瞬のキレを求められない、かつ差し・追込馬が活躍できるコース形態はこの馬にとってベストなコースと考えます。
また今回はメンバー構成から小頭数でも淀みない展開が想定され、タフさが求められる点もプラスに働きます。
斤量も前走から3㎏減と好材料。「走るならこのレース」と思わせるほど好走条件は揃いました。
このような背景から、今年の札幌記念はブラックホールを本命で推奨したいと思います。
札幌記念2020 推奨馬
ここからは札幌記念の本命馬ブラックホールに継ぐ高評価の推奨馬についてご紹介していきます。
まず推奨馬の一頭目は「⑪アドマイヤジャスタ」を推したいです。
週初めのラップ適性から考える推奨馬で取り上げた同馬。ラップ適性は高いものが見込めますし、洋芝適性もあります。この馬もブラックホール同様に時計がかかった方がよい馬です。前走の函館記念の復活勝利は鮮やかでしたし、トーラスジェミニが作るペースにもハマる可能性があります。ここでもマークしておきたい一頭です。
次に推奨馬で取り上げたいのが「①ノームコア」と「⑥ラッキーライラック」です。
両馬ともに能力は抜けた2頭と考えています。そのため推奨馬で抑えないわけにはいかないでしょう。ただしノームコアは高速ラップのマイル戦を得意とする馬ですし、ラッキーライラックは前走の時計のかかる中速ラップの持続力勝負となった宝塚記念で凡走しています。能力から推奨馬として取り上げながらも、ラップ適性からは不安材料もある2頭と捉えています。
以上、この記事では札幌記念の最終予想についてご紹介しました。ご紹介した内容が馬券を予想する上でご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。