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競馬ブログ「競馬知恵袋」をお読みいただき、ありがとうございます!
この記事では、注目のG1競走「ヴィクトリアマイル」のラップ分析×血統適性で選ぶ穴馬について特集します!
なおヴィクトリアマイルの有力馬3頭、アーモンドアイ、サウンドキアラ、ラヴズオンリーユーのラップ分析×血統適性から考えるランキングについては、下記の記事でご紹介しています。まだチェックされていない方は、こちらの記事も、ぜひご参考下さい。
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目次
【ヴィクトリアマイル2020 予想】ラップ×血統で予想!アーモンドアイの評価は!?
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その他、今回、ご紹介する穴馬についてはプリモシーン、ノームコアの2頭を意識的に除いています。その理由は、この2頭がラップ分析×血統適性ともに高いことは、昨年のヴィクトリアマイルのレース内容や両馬の血統背景から明白なためです。
そのため、この記事ではプリモシーン、ノームコアを除いた形で、馬券妙味のある穴馬を3頭ご紹介します。
しっかりと予想していきますので、馬券予想にぜひご参考下さい!
ヴィクトリアマイル ラップ分析・好走血統
この記事の初めに、ヴィクトリアマイルの予想のポイントとなるラップ分析と好走血統について簡潔にご紹介します。
こちらのグラフは、直近5年のヴィクトリアマイルの1ハロン毎のラップの推移をまとめています。
ヴィクトリアマイルは、先週のNHKマイルカップと同様にワンペースの高速ラップが基本のレースです。実際に直近5年のラップ傾向をグラフ化したところ、2017年を除き、3ハロン目以降のグラフの推移は横一直線に近い傾向を示しています。
脚質型とラップスピードの2軸で考えるラップ適性においても、直近5年の平均値による脚質型は、持続力型となっています。またラップスピードの平均値は11.46と、マイル戦にしてはかなりの高速ラップを刻んでいます。
ラップ分析をまとめると、良馬場想定であれば、ヴィクトリアマイルのラップ適性は持続力型勝負の一戦といえ、求められるラップ適性は「持続力型×ラップスピード11.30~11.50」といえます。
続いて好走血統について、ご紹介します。
こちらは、直近3年の3着内に入った好走馬の3代までの血統をまとめた表です。
ヴィクトリアマイルで活躍が目立つ血統は、ディープインパクト産駒です。
このディープインパクト産駒は、一昨年の勝馬ジュールポレールをはじめ、直近4年連続で馬券に絡む活躍をみせています。また直近3年は、ディープインパクト産駒でも、母父が欧州型ノーザンダンサー系であることは注目です。
父ディープインパクト×母父欧州型ノーザンダンサー系の血統背景の馬には、注目したいところです。
以上、ここまでヴィクトリアマイルのラップ分析と好走血統についてご紹介しました。
次以降でご紹介する穴馬については、このラップ分析と好走血統を判断軸に行っていきます!
穴馬①:コントラチェック
ラップ分析×血統適性で考える穴馬の1頭目は、コントラチェックです!
先週のNHKマイルカップのような強風下の中での良馬場・高速馬場であれば、このコントラチェックの一発を狙ってみたいところです。
【評価のポイント】
①ターコイズステークスのラップ適性・傾向が評価できる。
②好走血統のディープインパクト産駒。母型にフェアリーキング内包は好印象。
まず評価のポイントの1点目は、前々走のターコイズステークスで示したラップ適性・傾向が評価できることです。
このレースのラップ適性は、「持続力型×ラップスピード11.53」。ラップ傾向からは、ワンペースに近いラップの変化を示しています。
ヴィクトリアマイルで求められる高速ラップにも合致しますし、このターコイズステークスのラップ適性・傾向は高く評価ができます。
次に評価のポイントの2点目は、好走血統のディープインパクト産駒であること。
ディープインパクト産駒は、ヴィクトリアマイルで直近4年連続で馬券に絡む好走血統で評価ができます。
母リッチダンサーの牝系は急坂適性が高い馬が多く、特に中山1600mから1800mで良績な傾向ですが、母系にフェアリーキングを内包するディープインパクト産駒という血統背景は、2017年の勝馬ジュールポレールと同じであり好印象です。
このようにラップ分析・血統適性ともに評価できるコントラチェックですが、あとはこの馬が好走できる環境と展開が揃うかどうかです。
狙うのであれば、馬場状態は良馬場が前提ですし、自分の形に持ち込んでいい馬のため、最もパフォーマンスを発揮できるであろう「ワンペースな逃げ」に持ち込みたいところ。
色々と条件がつく馬ですが、ハマれば大物食いもあり得る一頭と考えており、期待したい馬です!
穴馬②:スカーレットカラー
ラップ分析×血統適性で考える穴馬の2頭目は、スカーレットカラーです!
馬場状態が良馬場・稍重までであれば、充実著しいスカーレットカラーを穴馬筆頭として推したいです。
【評価のポイント】
①前走の阪神牝馬ステークスのレース内容から、高いラップ適性が見込める。
②大箱向きな血統背景は好印象。
まず評価のポイントの1点目は、前走の阪神牝馬ステークスのレース内容から高いラップ適性が見込めること。
阪神牝馬ステークスは、ラップ適性で「持続力型×ラップスピード11.61」となったレースで、ラップスピードこそ足りないもののヴィクトリアマイルに近いラップ傾向を示しており、高評価です。
このレースは内有利かつ前残りの競馬となったレースで、その中でスカーレットカラーは、後方15番手から馬群を割って上り最速の末脚を繰り出し、2着に入る強い競馬をみせています。
また昨秋の府中牝馬ステークスで、稍重ながら「ラップスピード11.61」のレースを勝ちきっており、高速ラップへの適性も高いことも高評価です。
次に評価のポイントの2点目は、大箱向きな血統背景が好印象であること。
スカーレットカラーの父ヴィクトワールピサは現役時代、ドバイワールドカップや有馬記念、皐月賞を勝った活躍馬。
現役時代は機動力を活かした競馬を得意としていましたが、産駒には機動力よりは大跳びでストライドな走りを伝え、大箱コース向きです。
スカーレットカラーは、ヴィクトワールピサが内包するヘイローのクロスに加えて、ミスタープロスペクターのクロスを配しており、米国的な軽いスピード能力を強化した印象。さらに母の母ブラッシングブライドがハイペリオンの5×4のクロスを内包しており、底力も兼備しています。
このような血統背景から、大箱コースの東京マイルG1で行われる持続力型の一戦も十分に対応できると予想します。
陣営からは、「今までで一番いい状態で出せると思う」とのコメントも出ており、状態も万全です。
血統的に馬場状態が重・不良までいくと疑問なので、良・稍重であれば積極的に狙いたい穴馬と捉えています!
穴馬③:シャドウディーヴァ
ラップ分析×血統適性で考える穴馬3頭目はシャドウディーヴァです!
当日の馬場が、重馬場や不良馬場まで悪化してタフな競馬になるようであればシャドウディーヴァを穴馬として狙いたいです。
【評価のポイント】
①前々走の東京新聞杯で示したラップ適性が評価できる。
②血統背景と実績から道悪適性が見込めること。
まず評価のポイントの1点目は、前々走の東京新聞杯で高いラップ適性を示していること。
このレースは、ヴィクトリアマイルと同舞台の東京芝1600mで行われたレースで、ラップ適性は「持続力型×ラップスピード11.63」。結果的にプリモシーンの2着に敗れてはいますが、前残りの傾向の中で、唯一後方から追い込んでの2着ですから、レース内容は勝馬と同程度で評価できる内容でした。
次に評価のポイントの2点目は、血統背景と実績から道悪適性が見込めること。
シャドウディーヴァの血統は、父ハーツクライ、母ダイヤモンドディーバ、母父ダンシリの配合です。
母父ダンシリはデインヒルの後継種牡馬で、母型にデインヒルを内包するハーツクライ産駒はワーケア、グレイル、カテドラルなど道悪巧者の馬が多いです。
また母ダイヤモンドディーバは英国牝系で、スタミナとパワーを強化するバックパサーのクロスを内包しています。
実際に重たい馬場となった秋華賞で4着と好走しており、道悪適性を示している点も好印象。
前走の阪神牝馬ステークスは12着と大敗しましたが、左回りの東京コースで良績な馬ですし、ラップ適性も示しています。
また血統背景からタフな道悪馬場になれば、激走も期待できると考えています。
好走条件が揃えば、オッズ的にはかなり面白い一頭ではないでしょうか。
以上、この記事では「ヴィクトリアマイル」のラップ分析×血統適性から考える穴馬について特集しました!
ご紹介した内容が、馬券を予想する上でご参考になれば嬉しいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。