こんにちは！ＫＡＺＵです。
この記事では、超豪華メンバーが揃った『天皇賞（秋）（ＧⅠ）』の穴馬の血統診断を特集します。
出走予定馬の血統からレース適性は高いが人気が低く、穴馬として面白い馬を2頭をご紹介します。なお血統診断ついては、S、Ａ、B、C、Dの5段階評価で診断します。
なお天皇賞秋の最終予想となる予想印については、別記事でご紹介しています！「まず予想印が気になる！」という方は、下記記事からご確認下さい！
【天皇賞秋の最終予想】
【天皇賞秋 2019 予想】穴馬を血統診断｜この2頭に要注意！
まず初めに、今回穴馬として血統を診断する出走予定馬についてご紹介します。
今回穴馬として取り上げるのは、スティッフェリオ、マカヒキの2頭です。
なお今回特集する2頭以外の出走予定馬については、下記の関連記事で特集しています。関連記事も、ぜひご参考下さい！
【関連記事】
・天皇賞（秋）のアーモンドアイ、サートゥルナーリア、ワグネリアンの血統診断をチェックする！
・天皇賞（秋）のアエロリット、ワグネリアンの血統診断をチェックする！
それではスティッフェリオ、マカヒキの血統診断にまいります！
天皇賞（秋） 血統診断｜スティッフェリオ
まずは、スティッフェリオについて取り上げます。
血統は父ステイゴールド、母シリアスアティテュード 、母父ムトトの配合です。社台ファーム生産馬らしい欧州の重厚な血統の繁殖牝馬に、サンデー系を組み合わせた配合が特徴的です。
父ステイゴールドは気性が激しく、荒ぶる闘争心を兼ね備えます。ステイゴールド産駒は、距離が延びるほど良く、サンデー系の中でもパワーに優れており、道悪や力のいる馬場を得意とします。また、パワーに加えて機動力も兼ね備えているため、中山や阪神など小回りで直線に急坂があるコースを得意とします。
（ただし、東京など大箱コースが苦手なわけではありません。）
母シリアスアティテュードは、アイルランド生産馬で現役時代は欧州で12戦5勝。芝6ハロンのＧⅠチェヴァリーパークSやニアークティックSなどを勝った活躍馬です。
母父ムトトは古馬になってからイギリスの中長距離路線で活躍し、キングジョージ制覇やエクリプスステークス連覇などの戦績を残したスタミナ×晩成血統です。
欧州の重厚な母方の血統に父がステイゴールドですから、古馬になっての成長力が期待できます。実際にスティッフェリオについても、年齢を重ねる度に競走能力に磨きがかかり、強さを増しています。
母方にダンジグの血統も内包しており、道悪馬場も問題なくこなします。むしろ道悪馬場の方がパフォーマンスが上がる可能性さえあります。
レース当日の馬場状態が悪化するようであれば、ここにきての成長力は目を見張るものがありますので面白い一頭です。
最終的な血統評価は「Ｂ」としますが、馬券的な魅力は十分です。
天皇賞（秋） 血統診断｜マカヒキ
続いては、マカヒキについて取り上げます。
血統は父ディープインパクト、母ウィキウィキ、母父フレンチデピュティの配合です。母父が、天皇賞（秋）の好走血統であるフレンチデピュティであることが高評価です。
父ディープインパクトは現役時代を彷彿とさせる「しなやかでストライドな走りから繰り出されるキレ味鋭い末脚」を産駒に伝えるのが特徴です。産駒は直線が長いコースを得意としており、スロー×瞬発力のレースになると持ち前の瞬発力を武器に恐ろしいほどの活躍をみせます。一方で末脚のキレが削がれる道悪馬場は苦手です。また馬格やパワーに課題があるとされており、配合ではその点を補うことが重要です。
母ウィキウィキは、現役時代5戦1勝。成績は奮いませんでしたが、フレンチデピュティ産駒としてダートのマイル路線を走っています。繁殖牝馬としては、ワグネリアンの他に、重賞2勝のウリウリを送り出しています。
父ディープインパクト×母父フレンチデピュティの配合は、ワグネリアン以外ではジャパンカップを勝ったショウナンパンドラや、弥生賞を勝ち今回の天皇賞（秋）にも出走するカデナなどがいます。
基本的には中距離のパワースピード血統で、芝を中心に走りますが、アンジュデジールといったダートを走る馬も出ています。
3歳時には日本ダービーを勝ったマカヒキですが、年齢を重ねるとともに体質が硬くなり、父ディープインパクトのしなやかで柔らかい個性よりは、母父フレンチデピュティのパワースピードが前面に出てきています。
極悪馬場で行われた2017年のキタサンブラックが勝った天皇賞（秋）で5着と走っていることから、 6歳となった今なら、良馬場よりは道悪馬場の方が好走が期待できそうです。
サイアーラインのサンデーサイレンスと母方のサザンヘイローを通じたヘイローの3×5のクロスで機動力も兼備している点も評価ができます。
この馬もスティッフェリオ同様に血統評価は「B」としますが、諸々の条件が揃えば面白い一頭ではあります。
以上、この記事では天皇賞（秋）の穴馬スティッフェリオ、マカヒキの血統診断を特集しました。ご紹介した内容が馬券予想のお役に立てれば嬉しいです！
最後までお読みいただきありがとうございました。
