シリウスステークス(2021年)の最終予想をご紹介します。
ご紹介する内容は、シリウスステークスのラップ分析とラップ分析から考える本命馬についてです。馬券予想に、ぜひご参考ください。
シリウスステークス2021 ラップ分析
初めにシリウスステークスのラップ分析をご紹介します。
下図は、直近3年の中京ダート1900mで行われたクラス別の個別ラップをまとめたグラフです。黄色のグラフがオープン競争、赤色のグラフがクラス別の平均となっています。
オープン競争の対象となるレースは今年のアルデバランステークス、平安ステークス、昨年のシリウスステークスの3戦と少なくなっていますが、このオープン競争の個別ラップの推移からシリウスステークスで求められるラップの特性を分析すると、特性は隊列が落ち着いて以降はラップ高低差が少ない「ワンペース戦」となっていることが分かります。また1ハロン平均のラップスピードは、「12秒30~12秒40」の中速ラップとなっています。
さらに見逃せないなのは、直線に向いたラスト2ハロン目で加速ラップを刻んでいることです。一定の末脚能力も求められると言えるでしょう。
シリウスステークスのラップの特徴をまとめると、ラップ適性は「ワンペース戦でラップスピード12秒30~12秒40」、そして「ラスト2ハロン目に加速ラップを刻む」、この2点がポイントとなります。
シリウスステークス2021 本命馬
それでは今年のシリウスステークスの本命馬をご紹介します。
本命馬ですが、「⑥ゴッドセレクション」を推奨します。
上図はゴッドセレクションの中央開催のレースのラップ適性をまとめた「ラップマトリックス」です。
ゴッドセレクションのラップ適性の特徴は、ワンペース戦やロングスパート戦、瞬発力戦の中速ラップから低速ラップのレースに強いことがあげられます。
シリウスステークスに対するラップ適性は合致するレースはありませんが、適性が近接する伏竜ステークスで勝利をあげており評価ができます。
この伏竜ステークスと中京ダート1900mのオープン競争の個別ラップの推移をグラフで比較をした場合、傾向として近似していることが分かります。
このような背景からゴッドセレクションは、シリウスステークスに対して高いラップ適性が見込めると考えます。A、B+、B、B-、Cの5段階で評価するラップ適性の評価は「B+」と高評価をつけます。
道悪でラップが速くなると適性を不安視していましたが、時計のかかる良馬場開催が想定され、この点はプラス材料です。また斤量54㎏の軽斤量も魅力です。
今年のシリウスステークスの本命馬は、「⑥ゴッドセレクション」を推奨します。
なお本命馬以外に抑えておきたい推奨馬としては、「⑦アナザートゥルース」を取り上げます。
ロングスパート戦の高速ラップから中速ラップに対するラップ適性は高いものが見込めますし、前走の大敗はレース後に熱中症の症状が見られており敗因が明確です。
前走からの巻き返しを期待して良い一頭でないかと考えます。